カレンダーの歴史

1月のカレンダー

カレンダーの日が存在する!

1872年11月9日に太陽暦が採用され、翌年1月より実施されることになります。 御伊勢参りには日本全国から多くの人々が参拝に訪れますが、お土産で一番喜ばれたのが伊勢暦だったそうで、これは他所では販売できなかったからです。 1883年に伊勢神宮司庁からコヨミが出され、1枚摺の略歴の発行が自由となると、広告宣伝用に引礼暦が多く流通するようになります。 1887年には活版刷り機械で木版刷りが始まると、木版多色刷りの最盛期となります。 明治30年代に入ると活版印刷や石版印刷のものも現れ、華麗な絵が入ったカレンダーが流行、今日のようなカレンダーが普及します。

1902年に日めくりカレンダーが試作されると、1903年には大阪で初めて日めくりカレンダーが製造されました。 昭和20年にコヨミの出版が自由化されると、月めくりや写真入り月表なども登場しました。 このように現在使用されている太陽暦が採用されたのは1872年のことで、当時の政府は「来る12月3日を新暦(太陽暦)の明治6年1月1日とする」と発表します。 この改暦は太陽暦を採用している諸外国と外交上での足並みを揃えるため、日本が文明国家に仲間入りしたことを海外に広くアピールするための施行でもありました。 この1872年の改暦に基づいて、1988年に12月3日をカレンダーの日と定めました。